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理不尽な場面、どう切り抜けていますか?

2013/07/10

 どんな仕事にも、言ってしまえば日常生活全般においても、理不尽な思いをすることは多々あります。私たち薬局に勤務する薬剤師も例外ではなく、様々な場面で悔しさを感じることがありますよね。

 典型的なのは、処方内容をめぐる医師とのやり取りでしょう。医療上の必要性から、あるいは保険上のルールにのっとって、薬局薬剤師が疑義照会を行っても、「そのまま出しておいて」という医師の一言で、白い物も黒くなってしまう世界。

 この場合、ルールに照らし合わせてどちらが正しいのか、ということを判断基準にすると、余計に歯がゆさが募り、無力感にさいなまれることになります。つまり、いくら正攻法で医師と対峙しても、現在の力関係を考えれば、一旦「No」と言われたものを覆すことは容易ではありません。

 そういう時は、真正面から立ち向かうことにこだわらずに、ちょっと回り道をしたり、時には理屈以外の方法でアプローチすることが必要になってきます。

 例えば、こんな処方があったとしましょう。もしかしたら、実際にこのような処方箋を受け付けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

処方箋
キプレス細粒4mg 1包
 1日2回 朝夕食後 14日分

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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