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OTCネット販売の陰でうごめく「ネット調剤」の思惑

2013/05/28

 厚生労働省の「一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会」の会合も5月24日で10回目を数え、いよいよというか、やっとというか、具体的な検討課題が挙がってきているようですね。

 今後、どんな日程で物事が決まっていくのか、見えない部分もあるのですが、このネット販売の話題の先には、ちょっとどころか、もっと気になることが控えているようです。気が早いかもしれませんが、こんな記事を見つけました。既にご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

【ダイヤモンド・オンライン】薬ネット販売議論の先にある 処方箋薬という新たな火種(2013年5月20日)

 この「処方箋薬」のネット販売については、今になって持ち上がった話ではありません。一般用医薬品(OTC薬)のネット販売は、実は本丸ではなくて、処方箋に基づく調剤をネットを介して行おうというものです。言ってみれば“ネット調剤”ですね。上の記事では、元厚労副大臣の木村義雄氏の次のようなコメントが紹介されています。

「一般用医薬品よりも処方箋薬のほうがネット販売に向いている。そもそも医師が説明した処方薬を、再び薬剤師が説明する必要があるのか」

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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