DI Onlineのロゴ画像

「後発品置き換え率」に変える意味って?

2013/03/13

 2月末に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)で、後発医薬品の使用状況を評価する新たな指標として、「後発品置き換え率」が話題に上りました。

【DIオンライン】後発品「5年で置き換え率6割」は妥当?(2013年3月6日)

 詳しくは上記の記事をご覧いただきたいのですが、現在の計算方法である「数量ベース」に代わり、後発品が存在しない先発品を除外した上で計算する「後発品置き換え率」という指標を用いて、後発品の使用を促進していこう、という話です。

 なぜ現在の「数量ベース」ではダメで、この新たな指標が必要なのか。その理由が中医協の資料に記載されていました。理由が2点示されていたので、抜粋しますと……

・全体に占める後発医薬品の割合だけでは、置き換え不能な部分を含んでしまうため最大値が100%にならない。
・欧米との比較の観点からも、後発品置き換え可能な市場における後発品の割合をもとに、後発品への置き換え状況を評価する方が合理的。
(中医協薬価専門部会[第87回]資料「後発品置き換え率の推計について」より抜粋)

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

この記事を読んでいる人におすすめ