DI Onlineのロゴ画像

「薬剤師の薬歴」と「医師のカルテ」はどう違う

2012/07/04

 私たちが普段行っている薬歴業務。これには、「薬剤服用歴管理指導料(薬歴管理料)」という調剤報酬上の点数が設けられています。このコラムでも以前、「薬歴業務は誰のため?」と題して、薬歴業務の本質について議論しました。

 その薬歴業務について、時々耳にする疑問があります。それは、「医師がカルテを書くことに対してはフィーがないのに、薬剤師が薬歴を書くことに対しては、なぜ点数が付くのか?」ということです。今回は私なりに、この答えを考えてみたいと思います。

 まず、法律的な部分を見てみますと、カルテ(診療録)については、医師法第24条にこう定められています。

第24条 医師は、診療をしたときは、遅滞なく診療に関する事項を診療録に記載しなければならない。

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

この記事を読んでいる人におすすめ