多くの可能性と若干の危うさを併せ持つツールとして(苦笑)、このコラムでも何度か話題にしてきた「Facebook」。実はこのたび、そのFacebookを通じて講演の依頼を受け、それが実現に至るという初めての経験をしました。今回はその顛末についてご紹介したいと思います。
事の発端は昨年8月、八戸市薬剤師会常務理事を名乗る類家(るいけ)氏からの「友達リクエスト」でした。Facebookでは、友達リクエストを送ったりもらったりすること自体は決して珍しいことではなく、むしろありふれています。そんな中、珍しいと思ったのは名字だけでなく、その類家氏からのメッセージの中に「八戸で講演をお願いしたい」と書かれていたことです。
メッセージを受け取った時は、何の権威でもない私にそのようなメッセージをくださったことに対して心底驚くとともに、「きっと社交辞令だろうな」と直感したことを今でも覚えています。ですが、いきなりお断りするのも失礼ですし、「いつかどこかでまた機会がありましたらぜひ」程度のお返事を社交辞令的に(笑)お伝えし、そのやり取りは終わりました。
それから数カ月がたち、そんなやり取りがあったことなど忘れかけていた頃、類家氏から1通のメールが届きました。それが正式な講演依頼だったのです。
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著者プロフィール
熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介
熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。
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