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Twitterで「薬物乱用」を暴露した女性MR

2011/09/06

 ここ1年くらいでしょうか。TwitterやmixiなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、モラルに欠けた発言や犯罪行為の経験を自慢げに投稿したことで、インターネット上でいわゆる“炎上”するケースが相次いでいます。共通しているのが、投稿者の実名や勤務先、顔写真までがSNS経由で明らかにされ、他者によって勝手に公開・拡散されることによって、本人の実生活や周囲が大きなダメージを受けるという結末です。

 記憶に新しいのは、今年5月、某スポーツメーカーの女性新人社員が、自らの店に訪れたあるサッカー選手とその妻を誹謗中傷する内容をツイートし、スポーツメーカーが公式に謝罪、新人社員が退職に追い込まれた事件です。また、今年1月には、都内高級ホテルのレストランのアルバイト従業員が、有名サッカー選手と女性モデルが一緒にレストランに来店したことをTwitterで暴露してしまい、ホテル側が公式に謝罪したこともありました。

 そして、同じことがついに医療界でも起こりました。日本新薬に勤務する女性MRが、「トリアゾラム(先発名ハルシオン他)の後発医薬品を不正に入手して、飲み会の時に使用している」とTwitterでつぶやいていたことが、ネットで大きな問題になったのです。

 既に女性のTwitterアカウントは削除されており、自らの目で書き込みを確認することはできませんでした。以下の文書は、削除前のアカウントを保存し、公開しているサイトの情報などを元にしています。

 まず、この女性MRですが、Twitterの自己紹介欄に「26歳女子。もう女子とか言ってる場合じゃない年? 某製薬会社の医薬情報担当者です」と書いています。問題となったのは次のツイートです。

「でもうちの社員、仲良い薬局からハルシオンの後発まとめ買いして飲み会の時に酒に入れたりしてるしな。危険過ぎ」

「飲み会(泊まり)での悪戯です(笑)てか一歩間違えたらスーフリ並の犯罪なのに…さすがに女子には飲ませてませんでしたが、飲まされてた上司は超しんでましたよ」

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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