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医療従事者からの質問にはプラスアルファの情報を

2010/06/29

 ここ最近、「チーム医療」というキーワードがよく話題にされ、看護師や薬剤師の業務範囲の見直しが行われつつあります。最近は、訪問薬剤管理指導なども増えてきていますので、薬局の薬剤師であっても、医療チームの一員として医師や看護師と密に連携を取る場面が少なくありません。

 では、現場の薬剤師がチーム内での存在感を高めるためにできることは何なのでしょうか。数ある答えの一つに過ぎないとは思いますが、私は「散在する情報を整理し、さらにプラスアルファをして“生きた情報”を提供すること」なのではないかと思います。

 例えば、看護師さんから「PEG(胃ろう)の患者さんで、ポリトーゼ顆粒がチューブに詰まってしまって困るのだけれど、顆粒の粒をつぶすことはできますか」と聞かれたとしたら──。今回はこのケースを用いて、質問にどこまで有用な情報を加えて答えることができるかを考えてみました。

(1)まずは「イエス」か「ノー」か
 質問を受けたら、当然まずはそれに対する答えを調べる必要があります。場合によっては書籍を確認したりメーカーの窓口へ問い合わせることも必要ですが、ポリトーゼの場合は添付文書の「性状」の欄に顆粒の特徴が記載されています。

性状
淡褐色~褐色の胃溶性および腸溶性の混合顆粒で、わずかに特異な匂いおよび味がある。

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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