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日薬大会に吉永小百合さんが来ました!

2009/10/15

映画「おとうと」のチラシ。当日、山田監督と吉永さんは写真撮影禁止でした……。
(C)2010「おとうと」製作委員会 (題字/画 松本春野)

 2010年1月30日に公開される映画「おとうと」。「男はつらいよ」などを手がけた山田洋次監督の10年ぶりの現代劇ということで注目を集めています。さらに、この映画の舞台が「街の薬局」であるといえば、われわれ薬剤師の期待も高まります。

 10月11、12日の両日に行われた日本薬剤師会の学術大会の開会式に、山田洋次監督と主演女優の吉永小百合さんのお二人が登場し、映画に込められた思いを語ってくれました。私も開会式に参加したので、その模様をご紹介します。

 まずわれわれがもっとも知りたいことの一つ、なぜ舞台が薬局なのかという点について、山田監督は「その地域の問題、暮らしの大切さ、人々の関係やつながりを伝えたかった」と話していました。その上で、「姉弟という設定を考えたら薬局という舞台が思いついた」と語っています。この発想はおそらく山田監督ならではの感性から導かれるものなのでしょうね。

 薬局という場所を「たいへん穏やかで、静かで、そこに充足した暮らしがあるところ」と語った山田監督ですが、人々の生活に密着した薬局という切り口から、薬局と顧客の関係、さらにその地域の抱える様々な問題を提示したいのだろうと感じました。

 とはいえこれは薬局に限った問題ではなく、「歯医者」「自転車屋」などにおいても同様だとおっしゃっていました。こうした職業も映画の中に登場するそうです。

 一方、中学時代は化学クラブだったという吉永さんは、これまでの役者人生の中で「薬剤師という役は初めて」だったとのこと。白衣が似合うかどうか心配されたそうです。

 実は、映画「おとうと」の舞台挨拶の前には、ノーベル化学賞受賞の下村脩氏の公演がありました。なんと、吉永さんは下村さんと親戚だということで、吉永さんは「自分が一番驚いた」と話していましたが、聞いているわれわれにも大きな驚きとなりました。

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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