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肺MAC症(非結核性抗酸菌症)に効く漢方(1)
肺MAC症(非結核性抗酸菌症)の考え方と漢方処方

2021/11/29
幸井 俊高=薬石花房幸福薬局(東京都千代田区)代表、薬剤師、中医師

 肺MAC症は、結核菌群以外の抗酸菌(非結核性抗酸菌)による感染症で、主にマイコバクテリウム・アビウム・コンプレックス(Mycobacterium avium complex)という菌の感染により生じます。MAC症は人体のさまざまな部位で起こりますが、中でも呼吸器への感染が多く、肺への感染症を肺MAC症といいます。非結核性抗酸菌症の約8割が肺MAC症です。結核菌とは異なり、感染力が弱く、人から人へは感染しません。非定型抗酸菌症とも呼ばれます。患者数は、年々増加傾向にあり、特に中高年女性に多いようです。

著者プロフィール

幸井俊高(「薬石花房 幸福薬局」代表)
こういとしたか氏。東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1998年、中国政府より中医師の認定を受け、日本人として18人目の中医師となる。2006年に「薬石花房 幸福薬局」を開局。『漢方でアレルギー体質を改善する』(講談社)『男のための漢方』(文春新書)など著書多数。

連載の紹介

幸井俊高の「漢方薬 de コンシェルジュ」
東京の老舗高級ホテル「帝国ホテル」内で、完全予約制の漢方薬局を営む幸井氏。入念なカウンセリングを行い、患者一人ひとりに最適な漢方薬を選んでくれる薬局として、好評を博している。これまで多くの患者と接してきた筆者が、疾患・症状ごとに症例を挙げて、漢方薬の選び方と使い分けについて解説する。

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