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脂肪肝に効く漢方(1)
脂肪肝の考え方と漢方処方

2020/03/25

 脂肪肝は、肝臓に中性脂肪(トリグリセリド)が過剰に蓄積した状態です。肝細胞のおよそ3割以上に中性脂肪がたまっているとき、脂肪肝と診断されます。脂肪肝には、アルコールの過剰摂取が原因のアルコール性脂肪肝と、アルコールでなく肥満などが原因の非アルコール性脂肪肝があります。

 脂肪肝は、自覚症状がほとんど表れないため、診断されても放置する人が多いのが現状です。ただ、過剰な中性脂肪は肝臓に負担が掛かり、肝臓内の血流障害を引き起こします。その結果、酸素や栄養が肝臓の隅々まで行き渡らなくなり、肝機能が低下します。放置すると肝炎(脂肪性肝炎)、肝硬変、肝臓癌へと進行することもあります。

著者プロフィール

幸井俊高(「薬石花房 幸福薬局」代表)
こういとしたか氏。東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1998年、中国政府より中医師の認定を受け、日本人として18人目の中医師となる。2006年に「薬石花房 幸福薬局」を開局。『漢方でアレルギー体質を改善する』(講談社)『男のための漢方』(文春新書)など著書多数。

連載の紹介

幸井俊高の「漢方薬 de コンシェルジュ」
東京の老舗高級ホテル「帝国ホテル」内で、完全予約制の漢方薬局を営む幸井氏。入念なカウンセリングを行い、患者一人ひとりに最適な漢方薬を選んでくれる薬局として、好評を博している。これまで多くの患者と接してきた筆者が、疾患・症状ごとに症例を挙げて、漢方薬の選び方と使い分けについて解説する。

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