
咳喘息は、慢性的に咳が長引き続く病気です。多くの場合、痰を伴わない空咳が出て、1カ月以上、長ければ1年以上繰り返し続くこともあります。
主な症状は激しい咳で、気管支喘息のような、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)や、息苦しさ(呼吸困難)を伴わないのが特徴です。かぜを引いた後に咳だけがいつまでも残り、咳喘息となる場合もあります。
咳喘息の主な原因は、気管支喘息同様、気管支の慢性的な炎症によるものとされています。たばこの煙や、気温や湿度の変化、会話(発声)、運動、飲酒、ストレス、ほこりやダニなどが引き金となって生じることが多いようです。アレルギーの関与も指摘されています。