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咳喘息に効く漢方(1)
咳喘息の考え方と漢方処方

2020/02/19

 咳喘息は、慢性的に咳が長引き続く病気です。多くの場合、痰を伴わない空咳が出て、1カ月以上、長ければ1年以上繰り返し続くこともあります。

 主な症状は激しい咳で、気管支喘息のような、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)や、息苦しさ(呼吸困難)を伴わないのが特徴です。かぜを引いた後に咳だけがいつまでも残り、咳喘息となる場合もあります。

 咳喘息の主な原因は、気管支喘息同様、気管支の慢性的な炎症によるものとされています。たばこの煙や、気温や湿度の変化、会話(発声)、運動、飲酒、ストレス、ほこりやダニなどが引き金となって生じることが多いようです。アレルギーの関与も指摘されています。

著者プロフィール

幸井俊高(「薬石花房 幸福薬局」代表)
こういとしたか氏。東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1998年、中国政府より中医師の認定を受け、日本人として18人目の中医師となる。2006年に「薬石花房 幸福薬局」を開局。『漢方でアレルギー体質を改善する』(講談社)『男のための漢方』(文春新書)など著書多数。

連載の紹介

幸井俊高の「漢方薬 de コンシェルジュ」
東京の老舗高級ホテル「帝国ホテル」内で、完全予約制の漢方薬局を営む幸井氏。入念なカウンセリングを行い、患者一人ひとりに最適な漢方薬を選んでくれる薬局として、好評を博している。これまで多くの患者と接してきた筆者が、疾患・症状ごとに症例を挙げて、漢方薬の選び方と使い分けについて解説する。

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