■症例2「学生時代からの花粉症で、もう10年以上の付き合いです。スギとヒノキの花粉が飛散する2月から5月にかけて毎年、くしゃみと鼻水がひどく、水のようなさらさらした鼻水が、とめどなく鼻から流れ出てきます。この時期はティッシュが手放せません」 ログインして全文を読む
著者プロフィール 幸井俊高(「薬石花房 幸福薬局」代表)こういとしたか氏。東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1998年、中国政府より中医師の認定を受け、日本人として18人目の中医師となる。2006年に「薬石花房 幸福薬局」を開局。『漢方でアレルギー体質を改善する』(講談社)『男のための漢方』(文春新書)など著書多数。
連載の紹介 幸井俊高の「漢方薬 de コンシェルジュ」 東京の老舗高級ホテル「帝国ホテル」内で、完全予約制の漢方薬局を営む幸井氏。入念なカウンセリングを行い、患者一人ひとりに最適な漢方薬を選んでくれる薬局として、好評を博している。これまで多くの患者と接してきた筆者が、疾患・症状ごとに症例を挙げて、漢方薬の選び方と使い分けについて解説する。