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コデインとトラマドールによる呼吸抑制とは

2017/08/24

 コデイン含有製剤とトラマドール(商品名トラマール、ワントラム)は、WHO(世界保健機関)による癌疼痛治療薬の第2段階に位置する弱オピオイド鎮痛薬である。

 また、コデインは少量で咳止めにも用いられ、厚生労働省は2019年までに12歳未満の小児に禁忌とするよう添付文書改訂を指示した。これは、17年4月に米国において、12歳未満の小児にコデインの処方を禁じたことによる。日本において、04年4月から17年5月までにコデインによる小児の重篤な副作用(呼吸不全など)は4件報告されている。

 米国食品医薬品局(FDA)の発表を詳しく見ながら、日本人での頻度を考察してみよう。

著者プロフィール

国分秀也(東京薬科大学薬学部薬学実務実習教育センター准教授)こくぶん ひでや氏 1992年東京薬科大学薬学部卒業。同年、北里大学病院薬剤部に入職。薬剤部課長補佐、緩和ケアチーム専任薬剤師などを経て、2017年4月から現職。薬学博士。日本医療薬学会認定がん指導薬剤師。日本緩和医療薬学会評議員、一般社団法人「がんの痛みと症状緩和に関する多施設共同臨床研究会(SCORE-G)」監事などを務める。

連載の紹介

国分秀也の「ゼロから学ぶオピオイド」
ここ数年、新たな成分や剤形のオピオイド鎮痛薬が登場し、癌性疼痛に対する緩和ケアや慢性疼痛の治療に広く用いられるようになってきました。薬剤師として知っておくべきオピオイド鎮痛薬の基本的な使い方や、注意すべき薬物相互作用、薬物動態の特性を考慮した患者指導のポイントなどを解説します。

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