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メサドンの使い方(2)血中濃度と効果・副作用との関係

2017/06/22
国分 秀也

 前回に続いて、メサドン塩酸塩(商品名メサペイン)を使用するに当たり考慮すべきことについて解説する。

 他のオピオイドと同様に、メサドンにおいても血中メサドン濃度と効果・副作用は相関する。特にメサドンは複雑な血中動態を示すため、血中濃度変動を考え、メサドンの投与スケジュールを考えなければならない。

 また、メサドンは、呼吸抑制やQT延長の致死的な副作用が発現する恐れがあるため、PK (pharmacokinetics)およびPK/PD(pharmacokinetics/pharmacodynamics)を踏まえて、注意して使用する必要がある。

著者プロフィール

国分秀也(東京薬科大学薬学部薬学実務実習教育センター准教授)こくぶん ひでや氏 1992年東京薬科大学薬学部卒業。同年、北里大学病院薬剤部に入職。薬剤部課長補佐、緩和ケアチーム専任薬剤師などを経て、2017年4月から現職。薬学博士。日本医療薬学会認定がん指導薬剤師。日本緩和医療薬学会評議員、一般社団法人「がんの痛みと症状緩和に関する多施設共同臨床研究会(SCORE-G)」監事などを務める。

連載の紹介

国分秀也の「ゼロから学ぶオピオイド」
ここ数年、新たな成分や剤形のオピオイド鎮痛薬が登場し、癌性疼痛に対する緩和ケアや慢性疼痛の治療に広く用いられるようになってきました。薬剤師として知っておくべきオピオイド鎮痛薬の基本的な使い方や、注意すべき薬物相互作用、薬物動態の特性を考慮した患者指導のポイントなどを解説します。

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