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ロナプリーブを投与する際の注意点は?

2021/11/22
伊東 明彦=明治薬科大学特任客員教授、薬剤師

 前回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬に関する問題を出しました。今回は実践編です。皆さんのいる病院に患者さんが来院しました。

 60歳の男性が、発熱(38℃)と倦怠感を訴えて来院しました。COVID-19が疑われ、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原定性検査を行ったところ陽性となり、入院しました。

 発症から4日経過しており、患者の背景は以下のようでした。

 意識鮮明。呼吸苦、咳嗽なし。血圧130/75mmHg、脈拍75回/分。身長172cm、体重60kg。SpO294%(室内気)、肺炎所見あり。アレルギー歴なし。ベニジピン塩酸塩(商品名コニール他)6mg/日、プラバスタチンナトリウム(メバロチン他)10mg/日を服用中。

 医師は、カシリビマブ(遺伝子組換え)・イムデビマブ(遺伝子組換え)(ロナプリーブ)の点滴静注を検討しました。

著者プロフィール

伊東明彦(明治薬科大学特任客員教授)いとう あきひこ氏 1978年星薬科大学卒業。東京女子医科大学病院薬剤部を経て、2005年に明治薬科大学薬学部 薬学科教授、2019年4月より現職。薬学教育協議会の専務理事・業務執行理事、病院・薬局実務実習関東地区調整機構事務局長を務める。

連載の紹介

伊東明彦の「解けるか?薬学生!」
明治薬科大学で卒業試験の問題をつくっていた伊東氏。ときに難題を出題して薬学生を悩ませていたが、その心には「薬剤師国家試験をパスするだけでなく、将来、薬剤師として現場で困らないようにしてあげたい」という願いがあった。同様に、本コラムでの出題を通して、全国の薬学生にエールを送る。

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