DI Onlineのロゴ画像

胃癌術後の代謝性アシドーシス、輸液の注意点は?

2021/09/06
伊東 明彦(明治薬科大学特任客員教授、薬剤師)

 胃癌と診断されたSさん、術前の栄養療法を行っていましたが、その後、手術して亜全摘となりました。手術は問題なく終了し、中心静脈による栄養補給が行われていました。ところが、Sさんの状態が変化して、重篤な代謝性アシドーシスであると診断され、以下が処方されました。患者評価と処方評価が必要ですね。

<処方>
7%炭酸水素ナトリウム注射液 100mL
2時間かけて
  
※炭酸水素ナトリウム:分子量84、pH約7.9、浸透圧比(対生理食塩液;約5)

著者プロフィール

伊東明彦(明治薬科大学特任客員教授)いとう あきひこ氏 1978年星薬科大学卒業。東京女子医科大学病院薬剤部を経て、2005年に明治薬科大学薬学部 薬学科教授、2019年4月より現職。薬学教育協議会の専務理事・業務執行理事、病院・薬局実務実習関東地区調整機構事務局長を務める。

連載の紹介

伊東明彦の「解けるか?薬学生!」
明治薬科大学で卒業試験の問題をつくっていた伊東氏。ときに難題を出題して薬学生を悩ませていたが、その心には「薬剤師国家試験をパスするだけでなく、将来、薬剤師として現場で困らないようにしてあげたい」という願いがあった。同様に、本コラムでの出題を通して、全国の薬学生にエールを送る。

この記事を読んでいる人におすすめ