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【第9問】
ドライシロップを水剤に変更、薬用量は?

2020/02/10

 今、薬剤師の間では、薬剤師が主人公のドラマがはじまるとざわついていますが、知ってますか? 私の友人からもショートメールで、“4月から女優I主演で病院薬剤師ドラマが始まるの知ってますか?”ってきました。原作は話題のマンガなんですね(知らない人はこちら)。医学系の出版社もコラボしてますね。本屋で見つけました。薬剤師が主役のドラマを!と、ずーっと言われていてなかなかでしたから……。

 しかし私は、薬剤師ドラマにするなら、塔山郁著の「薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理」(宝島社、2019)がいいなと思います。推理作家(薬剤師ではありません)の小説ですが、なんと『日経DIクイズ』を参考資料として書かれています。なかなか、面白い。薬剤師の能力を遺憾なく発揮しています。日経DIも恐るべしですね。薬学生なら是非、小説を読んでみてください。ドラマの主役は女優Aがぴったりだと思っています。

 さて今回は、前回第8問に続いて、子どもの薬物療法に関する問題です。

 6歳の男児を連れて来局した母親。処方箋を受け取るときに薬剤師が情報収集したところ、「実は……、先生には言えなかったのですが、粉(ドライシロップ)を水に溶かして飲ませるより、最初からシロップの方がいいのですが……」との希望が聴取できました。

 薬局に在庫している水剤を確認したところ、以下の水剤を取り扱っていました。
 ・テオドールシロップ2%
 ・アンブロキソール塩酸塩シロップ0.3%
 ・カルボシステインシロップ5%

 医師に問い合わせたところ、「では、水剤に変更していただいて構いません。薬用量を換算して出してください」との回答を得ました。そこで母親の希望に応じて、水剤に変更して調剤することにしました。もともとの処方箋は以下です。

著者プロフィール

伊東明彦(明治薬科大学特任客員教授)いとう あきひこ氏 1978年星薬科大学卒業。東京女子医科大学病院薬剤部を経て、2005年に明治薬科大学薬学部 薬学科教授、2019年4月より現職。薬学教育協議会の専務理事・業務執行理事、病院・薬局実務実習関東地区調整機構事務局長を務める。

連載の紹介

伊東明彦の「解けるか?薬学生!」
明治薬科大学で卒業試験の問題をつくっていた伊東氏。ときに難題を出題して薬学生を悩ませていたが、その心には「薬剤師国家試験をパスするだけでなく、将来、薬剤師として現場で困らないようにしてあげたい」という願いがあった。同様に、本コラムでの出題を通して、全国の薬学生にエールを送る。

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