今、薬学生の皆さんはどんな状況でしょうか。余裕? 勉強しなくちゃ? バイトしなくちゃ? 遊ばなくちゃ? 東京ディズニーランドに行かなくちゃ? 2020年4月オープンの新しいアトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」は絶対です。皆さんは絶叫系ですか? ショー、パレードでしょうか? ショー、パレード最優先でしょう!―― もちろん東京ディズニーランドに行くのはいいですが、やることをやってからにしましょうね。薬剤師にならなくちゃ! 時間は有意義に使いましょうね。
子どもの頃は良かったですよね。自由で、色々な事を考えられて。大人になって子どもを見ていると、とてもいいなと思います。何を考えているんだろう、どうしようと思っているんだろう――。でも、病気をした子どもを見るとつらくなりますね。この子たちの長い人生を大切に維持しなければってね。薬の説明も、親だけでなく患児にもしましょうね。
ということで、今回は子どもの薬物療法に関する問題です。
6歳の男児を連れて、母親が処方箋を持って来局しました。男児の処方箋だったので、体重を確認したところ、20kgとのことでした。この処方箋の調剤を行ってみましょう。ここで分包紙の重量は0.5g/包とします。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
著者プロフィール
伊東明彦(明治薬科大学特任客員教授)いとう あきひこ氏 1978年星薬科大学卒業。東京女子医科大学病院薬剤部を経て、2005年に明治薬科大学薬学部 薬学科教授、2019年4月より現職。薬学教育協議会の専務理事・業務執行理事、病院・薬局実務実習関東地区調整機構事務局長を務める。

連載の紹介
伊東明彦の「解けるか?薬学生!」
明治薬科大学で卒業試験の問題をつくっていた伊東氏。ときに難題を出題して薬学生を悩ませていたが、その心には「薬剤師国家試験をパスするだけでなく、将来、薬剤師として現場で困らないようにしてあげたい」という願いがあった。同様に、本コラムでの出題を通して、全国の薬学生にエールを送る。
この連載のバックナンバー
-
2022/06/22
-
2022/06/15
-
2022/05/19
-
2022/05/06
-
2022/04/21