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カード普及率の低さがネック、どうなる!?オンライン資格確認

2021/05/10

Illustration:立花 満

 厚生労働省は、2021年3月に開始予定だった「オンライン資格確認等システム」の運用を、最長で21年10月まで延期すると発表した。医療機関や薬局の導入準備が遅れていることや、プレ運用でデータの不備によるエラーが発生したことなどを踏まえた措置だという。

 このシステムは、全国民の公的医療保険の資格履歴を一元的に管理し、マイナンバーカードのICチップや健康保険証の記号番号などによって、医療機関や薬局がその場で患者の資格情報を照会できるようにするものだ。

 薬局での導入には、顔認証付きカードリーダーや資格確認用の専用端末、レセプトコンピュータに連動させるためのソフトウェア、既存のレセコンのシステム改修などが必要となる。それらのうちカードリーダーは1薬局に1台無償提供される。また、ソフトウェアやネットワークの環境整備、既存システムの改修などにかかる費用は、大型チェーン薬局は2分の1が、それ以外の薬局では4分の3が補助される(上限あり)。さらに、2021年3月末までにカードリーダーを申し込めば、上限まで全額補助という「特例」まで設けられていた。

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薬業界に精通した薬剤師が匿名で薬局・薬剤師に関わる諸問題を自由に論じます。(このコラムは「日経ドラッグインフォメーション」で連載されている同名のコラムの転載です。本コラムに関するご意見・ご要望は、「お問い合わせフォーム」にてお送りください)

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