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施設ごとのDI室はもういらない!?医薬品情報業務を考える

2020/09/09

Illustration:立花 満

 大手調剤薬局チェーンが医療機関向けの医薬品情報のウェブ配信サービスを、2020年6月にスタートさせた。国内外の各種ガイドラインや医学系の有料データベースなどから網羅的に収集した医薬品情報を中立的に評価し、ウェブ上で配信するものだ。将来的には、医薬品情報に関する問い合わせに回答するサービスも展開する予定だと聞く。

 この発表に、病院薬剤師は大いにザワついた。同サービスを否定する意見が多く挙がったのだ。しかし、その根拠がよく分からない。サービスの仕組みや情報の質を問うような意見はほとんど聞かれず、どうやらその根底には感情的な何かがありそうなのだ。

 現状、病院薬剤師の多くは給与面や待遇で調剤薬局勤務の薬剤師に大きく差をつけられている。それでも病院薬剤師を辞めない理由は様々だが、「自分たちは高度な仕事をしている」という自負がその理由の1つとなっている人も多い。その「高度な仕事」の際たるものが、DI業務だ。

連載の紹介

Inside Outside
薬業界に精通した薬剤師が匿名で薬局・薬剤師に関わる諸問題を自由に論じます。(このコラムは「日経ドラッグインフォメーション」で連載されている同名のコラムの転載です。本コラムに関するご意見・ご要望は、「お問い合わせフォーム」にてお送りください)

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