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今、改めて考えたい「服用薬剤調整支援料2」の意味

2020/08/10

Illustration:立花 満

 調剤報酬改定がある年の春から夏にかけては忙しい。改定内容に合わせて、店舗ごとの状況を洗い直し、施設基準を整えたり、新設点数を算定するための取り組みを行うからだ。薬局の収入を増やすことだけが目的ではなく、調剤報酬には薬局薬剤師に求められる業務が反映されていると捉え、新たな点数は算定率を高めていくよう体制を整備している。

 2020年度の調剤報酬改定では、医療機関と連携した薬物治療への関与を推進する取り組みが、算定要件などに盛り込まれた点数が目立った。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、例年よりも少し遅れ気味ではあるが、感染予防には万全の対策を取りながらも、対人業務と連携を強化すべく、検討を進めている最中である。

 その中で、何となくモヤモヤする点数がある。「服用薬剤調整支援料2」だ。服用薬剤調整支援料は、害のある多剤併用(いわゆるポリファーマシー)の解消を目的に18年度に新設された点数だ。6種類以上の内服薬が処方されている患者について、処方医に文書で提案し、2種類以上が減薬できた場合に125点が算定できる。

連載の紹介

Inside Outside
薬業界に精通した薬剤師が匿名で薬局・薬剤師に関わる諸問題を自由に論じます。(このコラムは「日経ドラッグインフォメーション」で連載されている同名のコラムの転載です。本コラムに関するご意見・ご要望は、「お問い合わせフォーム」にてお送りください)

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