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コロナ禍での“特別扱い”の支援求める日薬の要望書に違和感

2020/07/10

Illustration:立花 満

 日本薬剤師会が、厚生労働大臣に「新型コロナウイルス感染症が薬局経営等に及ぼす影響に関する要望書」を提出した。1度目は、2020年4月30日で第1次補正予算成立日に提出するという間の悪さだった。その後、5月20日に再提出し、その一部は第2次補正予算に反映されている。

 要望書を見ると、第1項目に「薬局経営に対する財政支援」が挙げられている。改めて見て、その内容に違和感を覚えるのは筆者だけだろうか。

 要望書には、4月以降の外出自粛によって受診控えが起こり、薬局でも患者数が減少していること、処方日数の長期化によって薬局の実収入である技術料が減少し、薬局経営は大打撃を受けていること、長期処方によって医薬品購入額が増加しキャッシュフローが悪化し資金不足が発生しつつあることなどを根拠に、「薬局機能を維持するために必要な財政支援をぜひお願いしたい」と記されている。つまり、「新型コロナの影響で薬局経営が苦しいから、お金を出してほしい」という内容だ。

連載の紹介

Inside Outside
薬業界に精通した薬剤師が匿名で薬局・薬剤師に関わる諸問題を自由に論じます。(このコラムは「日経ドラッグインフォメーション」で連載されている同名のコラムの転載です。本コラムに関するご意見・ご要望は、「お問い合わせフォーム」にてお送りください)

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