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感染拡大で基幹病院の医療体制が逼迫する旭川から(3)
新型コロナで問われる地域での情報共有

2021/01/15

 読者の皆さま、本年も、現場や私が関わるコミュニティーの情報などを発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 前々回の連載から、新型コロナウイルスの感染拡大によって、旭川市内の病院が医療崩壊の危機にひんしたことで、入院や外来、在宅医療にどのような変化があったのか、個人的な経験を踏まえて紹介してきました(関連記事:関連記事:基幹病院でクラスター発生、その時地域の薬局は)。

 旭川市内の感染状況は少し落ち着いてきましたが、都市部を中心に全国的に感染が拡大しています。そこで今回は、このような有事の際の情報共有についてお話ししようと思います。

 最近、私の本コラムを読んだテレビ番組のスタッフや、我々が運営している「ケア・カフェ」を以前取材した新聞記者などから、電話取材の依頼が増えています(私自身が持っている情報だけでなく、地域でつながっている他の医療者を紹介してほしいという狙いも多い雰囲気ではありますが…)。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患状況については、以前は、旭川市がホームページで発表するPCR陽性者数や個別の陽性者同士のリンク程度で、それ以外の詳細な情報は入ってきませんでした。昨年12月ごろからは、旭川の被害の大きさを各メディアのニュースで取り上げられる機会が増えたため、基幹病院の状況など、地元の情報が以前に比べて入手できるようにはなってきています。

 それでも、医療現場の生の情報は、まだまだ薬局には入ってこないですし、入院や面会の制限、外来再開などの状況や今後の方針など分からないことも多いです。私と同様、不安感を抱いている薬剤師は多いと感じています。

著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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