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自作の吸入チェック表でアドヒアランス向上

2019/12/10

 前回、独居で認知症慢性閉塞性肺疾患(COPD)を患っている80歳代男性、Bさんのケースを紹介しました。今回は、Bさんへの吸入サポートをきっかけに作成した、吸入カウンターの確認表についてご紹介します。

 Bさんは、COPDに対して吸入薬による治療が必要でしたが、(1)認知症のため吸入手技を覚えることが困難、(2)吸入流速が小さく、工夫しないと吸入薬が吸えない――といった状況でした。毎日訪問する医療・介護職種の方々が連携して吸入時のサポートをすることで、Bさんの吸入アドヒアランスを維持していくという方針になりました。

 前回ご紹介したように、私がまずBさんに吸入指導を行い、テリルジー(フルチカゾンフランカルボン酸エステル・ウメクリジニウム臭化物・ビランテロールトリフェニル酢酸塩)ならきちんと吸入できそうなことが分かったため、医師に相談し、ツロブテロール(商品名ホクナリン他)の貼付薬からテリルジーに処方が変更されました。


著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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