
今回は、認知症と慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心房細動などの現病歴がある80代の男性Bさんのお話です。
Bさんは独居のため、訪問看護や訪問介護など、毎日いずれかの職種の担当者が訪問するようにケアプランが組まれています。服薬については、その日に訪問する職種の担当者が声を掛けて促すことにして、なんとか服薬アドヒアランスを保っていました。こうした体制を築く前は、誰も訪問しない日は、我々薬剤師がセットしたお薬カレンダーに、ほぼ確実に薬が残っている状態でした。そのため主治医と相談し、1日1回服用になるように、処方内容を見直してきました。