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「もしバナゲーム」をやってみた
第2回J-HOP北海道フェス報告(6)

2019/10/08

もしバナゲームを担当した佐藤一生さん(室蘭ひまわり薬局)

 これまで計7回にわたって報告してきた第2回全国薬剤師・在宅療養支援連絡会(J-HOP)北海道フェスティバルの模様も、今回が最終回です(過去の記事リストは記事の最後を参照)。

 グループワーク、シンポジウムに続いて、最後に参加者全員で「もしバナゲーム」を行いました。ゲームの詳細は、こちらを見ていただければと思います。

 読者の皆さんは、「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」を聞いたことがありますか。自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチームなどと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。ACPは、厚生労働省の愛称募集で「人生会議」とネーミングされ、普及・啓発のためのイベントや研修会などが盛んに開催されています。もしバナゲームは、このACPのきっかけとしても利用できるものです。

 もしバナゲームはJ-HOP北海道フェスの企画段階から、プログラムの案に上がっていました。私は、ゲームの存在は知っていたものの、やった経験がなかったので、どうするべきか迷いました。死生観を問う内容では、雰囲気が重くなるのでは?と心配したのも1つの理由です。

 その他にも、ライセンスの問題などが浮かびました。しかし、J-HOP北海道のコアメンバーの中には、他の似たような研修会でもしバナゲームの活用を経験しており、「誤解を招くような使い方をしなければ大丈夫」との返事がありました(後日、iACPにも確認済み)。他にも経験した仲間がいて、「フェスでやりましょう」という声が聞こえてきました。さすが北海道ブロックのメンバー、すごい人がそろっていますね。

 実は以前、私はカナダの緩和ケアハンドブックの翻訳に関わり、意思決定の勉強をした経験があり、ACPの実践には興味がありました。こうして最終的に、もしバナゲームをやることに決めました。

著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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