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血糖値スパイクが発覚した意外な食事

2018/02/21

 前回のこの連載で、Flash Glucose Monitoring(FGM)を2週間使ってみたことを報告しました(関連記事:「最新の『血糖測定システム』を体験してみたら」)。

 ご存知ない方に説明しますと、FGMは、上腕の後ろに装着したセンサーから、皮下間質液中のブドウ糖を持続的に測定して、血糖値の変化を推定することができるという高度医療機器です。

 FGMを使ってみた結果、以下の4つの仮説が得られました。

(1)毎日の習慣である昼食の納豆ご飯が、平均して最も急激な血糖の上昇につながる(血糖値スパイクが高い)
(2)ストレスがかかると、血糖値が上昇しやすいかもしれない
(3)忘年会での血糖値は、案外高くならない
(4)飲酒後の夜間や翌日は、低血糖が起こる可能性がある

 今回はこの仮説の(1)と(2)について、もう少し詳しく述べてみたいと思います。

 私は大学院時代からかれこれ20年ほど、昼は納豆ご飯というスタイルを続けてきました。研究室には米と炊飯器を常備していて、納豆はまとめ買いして冷蔵庫に入れていたほどです。

 学生なのでお金がかからないように、そしてダイエットとしても、それが良いと思っていました。薬局に勤務してからも、さすがに炊飯器までは置いていませんが、朝炊いたご飯を電子レンジで使用できる容器に入れて、納豆と一緒に持ってきています。妻は子どもの弁当作りで大変だと思いますし、このスタイルにすれば大人用と子ども用の弁当を作り分けたりする必要もありません。

 ご飯の量は、およそ茶碗1膳弱ぐらいです。量も質も、健康に良いと信じてきたのですが、血糖値という観点からすると、そうでもなかったようです。というのも、図1は、2週間分の血糖の変動について、日内パターンを示したものですが、平均血糖値は昼が最も高くなっていることが分かります。

図1 Flash Glucose Monitoring(FGM)による2週間分の血糖値の日内パターン

著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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