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レルベアの吸入指導で気づいたこと

2014/02/12

 レルベア(一般名ビランテロール・フルチカゾンフランカルボン酸エステル)は、2013年末に販売された吸入薬で、ステロイドと長時間作動型吸入β2刺激薬の配合薬です。

 配合薬としては初の1日1回吸入タイプであり、エリプタというデバイスはカバーを開くだけの“1アクション”で吸入できるので、アドヒアランス向上が期待できます。

 先日、遠方のため、呼吸器内科を標榜している診療所に通院するのが難しいという患者さんが、私の薬局の近隣の内科を受診後、来局されました。患者さんは、レルベアなどの喘息治療薬が処方されており、お薬手帳を確認してみると、前医では吸入薬のシムビコートタービュヘイラー(ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物)が処方されていました。

 さらに口頭で確認してみると、途中で定量噴霧式(エアゾール)の吸入薬に変更になったそうです。そして、次の2つのことが分かりました。

残量カウンターに注意!
 この患者さんは視力が悪いため、シムビコートタービュヘイラーの残量計の文字が小さく判読できなかったそうです。その結果、定量噴霧式の吸入薬に変更になったようです。

 しかし後から考えてみると、定量噴霧式があり、かつカウンター付きの配合薬となると、アドエアエアゾール(サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオン酸エステル)ぐらいで、カウンターの数字の大きさはシムビコートタービュヘイラーとそれほど変わりません。

著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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