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「生活保護は原則ジェネリックで」という通知をもらいました

2013/05/30

写真1●生活保護の患者さんに対するジェネリックの調剤に関する文書(クリックすると拡大します)

 先日、生活保護の患者さんに対するジェネリックの調剤に関して、何枚かの文書を卸さんからいただきました。写真1はそのうちの1枚です。

 生活保護の患者さんが今回のターゲットになっていますが、医療費が税金で賄われているのは生活保護者だけではありませんよね。そうした点はどのように考えられているのでしょうか。厚生労働省の通知にも書いてありましたが、薬剤料全体におけるジェネリックの金額シェアは、医療保険で8.5%と生活保護で7.5%と大差はありません。

 また、生活保護の患者でジェネリックを調剤しない場合は、定期的に福祉事務所宛てに写真2のような報告書を提出するよう求めています。

 この報告書の内容はチェックされるのでしょうか。項目が多く、調剤日ごとに記載しなければならないので、薬局には負担が大きいです。

 まだ、細かい指示や解釈などは明らかになっていませんが、同僚と話していたら、「これはどうなるんだろう?」といったような、様々な疑問や意見が出てきました。記載するべきかどうか、細かい線引きはどうなるのだろう?というものが多く、これを福祉事務所の方々がチェックするのは大変なことだろうと思ったのです。全件チェックするというのであれば、仕方ないかもしれませんが、例えばレセプトの調剤率などからある一定の割合以上だけを抽出してチェックする流れの報告書なのであれば、その薬局に後から提出を求めれば良いのでは?と思うわけです。

著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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