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多職種連携でガサガサ音をストップ!

2013/01/04

 先日、在宅で訪問している患者さん(女性)のご家族から、こんな相談を受けました。

 患者さんは認知症で、歩行も少々困難なため、介護ベッドで寝ています。夜中になるとさびしくなるようで、同居している娘さんに「一緒に寝てもいいか」と繰り返し聞いてくるそうです。また、ベッドの手すりに付いているプラスチックのカバーを引っ掻いて、ガサガサと音を立ててしまうとのことでした。

 こうした“騒音”で、娘さんは不眠になっており、「以前は母の具合がどうなるか分からなくて、こんなことは気にもならなかったのですが、最近は調子がいいから贅沢になってしまいました……」と話しておられました。

 在宅の現場では、ご家族が介護疲れになってしまうケースが少なくありません。そこで、私はできる限りご家族の精神状態についても注意しておくようにしています。

 後日、実際にベッド手すりのカバーを見てみました。表面がザラザラしているせいか、引っ掻くとうるさく感じることが分かりました。とりあえず、カバーにテープなどを貼ってツルツルな状態にしてしまえば、その音が出にくくなるだろうと思い、ご家族に提案して薬局へ戻りました。

著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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