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薬局に医大生がやってきた!

2012/04/05

 先日、「がん疼痛緩和と医療用麻薬の適正使用推進のための講習会」で、講師として在宅緩和ケアについてお話する機会を頂きました。私も含め演者全員による討論のセッションが終わると、何人かの先生達がご挨拶にいらして下さいました。

 その最後に旭川医科大学医学部3年生の学生さんがやってきて、講演の感想と自己紹介を述べた後に、「薬局で実習させて頂けませんか?」と依頼されました。

 薬学生や医療事務を目指す学生の実習は受け入れたことがありますが……。とは言っても断る理由も無いので、すぐに「いいですよ~。何とかできるでしょう!」と返事をしてしまいました。

 この学生さんは、もともと他職種との関わりに興味があり、春休み中ということもあって、今回の聴講で薬剤師による在宅ケアを見学したいという気持ちになったそうです。プロの医療従事者ばかりが集まる講習会に来るだけでもすばらしいと思いますが、そこで薬局見学までセッティングしてしまう行動力に脱帽です。

 前日までにメールのやり取りを何回かして、ある患者さんの在宅訪問を予定している日に合わせて、3年の女子と1年の男子が朝一番で薬局に現れました。午前中はその患者さんの訪問前の準備から見学してもらいました。

訪問前に準備したこと
・患者さん家族に電話して体調や残薬の確認
・医療用麻薬の準備
・医師への処方提案書の提出
・処方箋情報を見ての調剤

著者プロフィール

堀籠淳之(中央薬局[北海道旭川市])
ほりごめ あつし氏 北海道旭川市生まれ。東京薬科大学卒業後、同大学の大学院に進学し、薬学専攻博士課程を修了。1999年に旭川に戻って父親が経営する中央薬局に就職し、2010年に代表取締役に就任。本人のブログ「旭川の薬剤師道場」も好評連載中。

連載の紹介

堀籠淳之の「日々是精進!薬剤師道場」
博士号を持ち、薬局経営者になった今も、自らを厳しく律して精進に励む“武闘派”薬剤師の堀籠氏。積極的に参加している勉強会や研修会で仕入れたホヤホヤの医薬品情報・医学的知識や、日常の薬局業務の中で感じた疑問、薬剤師や薬業界に対するメッセージなどを熱く綴ります。

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