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薬局・薬剤師業界の閉塞感を打破する2つの視点

2022/06/27
狭間 研至=ファルメディコ(大阪市北区)代表取締役、思温病院(大阪市西成区)理事長、医師

 これからの薬局や薬剤師のあり方を考えるとき、「少し見通しが明るくない」と感じる方も多いかもしれません。特に中小薬局の我々にとっては、大手企業による寡占化(これは、成熟期にある業界のレッドオーシャン化そのものです)や、調剤併設ドラッグストアの進展、コロナ禍による受療行動の変化など、様々な要因が客数の減少につながっていることが大きいと思います。

 加えて、「解体的」とも称された2022年度調剤報酬改定によって、調剤報酬上の評価が対物業務から対人業務へとシフトすることが決定的になった今、従来と同じやり方では、これまでのような報酬は見込めないことになっています。在宅業務や服用後のフォローなどをきっちりしておかなければ、地域支援体制加算の算定も難しくなります。これらのことは、いわば、客単価の減少を意味しています。

著者プロフィール

狭間研至(ファルメディコ株式会社[大阪市北区]代表取締役、思温病院[大阪市西成区]理事長)
はざま けんじ氏。薬局の息子として育ち、大阪大学医学部を卒業して外科医に。2004年、同大学大学院医学系研究科臓器制御外科(博士課程)修了と同時に、実家の薬局を継承。薬局経営を続けながら、医師としては在宅療養診療所勤務を経て、17年1月より思温病院(大阪市西成区)の理事長に就任。薬剤師生涯教育、薬学教育にも積極的に取り組んでいる。

連載の紹介

狭間研至の「Road to 薬剤師3.0」
「日本の地域医療をこれまで以上に機能させるには、薬局・薬剤師が第3世代(=3.0)に進化することが不可欠」という持論を持つ狭間氏。薬局経営者として、時に臨床医として、多忙ながらも充実した日々を送る狭間氏が、日常のちょっとした場面を切り取りながら、次世代の薬局や薬剤師のあり方を発信します。

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