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病院薬剤部に学ぶ薬局のタスクシフト・シェア

2021/10/13
狭間 研至=ファルメディコ(大阪市北区)代表取締役、思温病院(大阪市西成区)理事長、医師

 2022年度の調剤報酬改定に向けて議論が進んでいますが、やはり、従来の「立地依存型対物業務専業薬局」では難しくなるという方向性は変わらなさそうに思います。その変化に対応するためには、薬局内での改革が必要だと思いますが、そのキモの1つとして、薬剤師以外のスタッフの活用は避けて通れないと思っています。

 ただ、その際に、薬剤師以外のスタッフ(以下、薬局パートナー)にいきなりピッキングを任せるというのは、あまりにも乱暴過ぎます。

 私自身は、自分の薬局での取り組みも踏まえて、

(1)現在の業務フローの整理と見直し
(2)積極的な機械化とICT化
(3)薬剤師以外のスタッフの育成と投入
 ――という順序が大事だと、これまでもお伝えしてきました。

 そうしたところ、2021年9月30日、全国の都道府県知事宛てに「現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェアの推進について」という医政局長通知が出されました。

著者プロフィール

狭間研至(ファルメディコ株式会社[大阪市北区]代表取締役、思温病院[大阪市西成区]理事長)
はざま けんじ氏。薬局の息子として育ち、大阪大学医学部を卒業して外科医に。2004年、同大学大学院医学系研究科臓器制御外科(博士課程)修了と同時に、実家の薬局を継承。薬局経営を続けながら、医師としては在宅療養診療所勤務を経て、17年1月より思温病院(大阪市西成区)の理事長に就任。薬剤師生涯教育、薬学教育にも積極的に取り組んでいる。

連載の紹介

狭間研至の「Road to 薬剤師3.0」
「日本の地域医療をこれまで以上に機能させるには、薬局・薬剤師が第3世代(=3.0)に進化することが不可欠」という持論を持つ狭間氏。薬局経営者として、時に臨床医として、多忙ながらも充実した日々を送る狭間氏が、日常のちょっとした場面を切り取りながら、次世代の薬局や薬剤師のあり方を発信します。

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