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「調剤薬局倒産」の潮流から逃れるには

2021/09/16
狭間 研至(ファルメディコ株式会社[大阪市北区]代表取締役、思温病院[大阪市西成区]理事長、医師)

 先日、DI Onlineでも紹介されていましたが(関連記事:薬局の倒産が過去最多を更新)、調剤薬局の倒産が増えており、2020年が16件、2019が12件であったのが、2021年は8カ月で22件、1年間では30件に届くのではないかということです。会社を経営していると、「倒産」の二文字が、頭にちらつく瞬間は本当に生きた心地がしないものですし、従業員としても極めて大きな問題です。

 本コラムでも、かつてどの町にもあったような物売り主体の薬局(=薬局1.0)がなくなったように、調剤薬局(=薬局2.0)もいずれなくなり、これからの地域医療のインフラとして機能する多機能型の薬局(=薬局3.0)が求められるようになると申してきました。

 今回報道された調剤薬局の倒産について、私は次の3つのポイントを押さえて解釈すべきではないかと思っています。

著者プロフィール

狭間研至(ファルメディコ株式会社[大阪市北区]代表取締役、思温病院[大阪市西成区]理事長)
はざま けんじ氏。薬局の息子として育ち、大阪大学医学部を卒業して外科医に。2004年、同大学大学院医学系研究科臓器制御外科(博士課程)修了と同時に、実家の薬局を継承。薬局経営を続けながら、医師としては在宅療養診療所勤務を経て、17年1月より思温病院(大阪市西成区)の理事長に就任。薬剤師生涯教育、薬学教育にも積極的に取り組んでいる。

連載の紹介

狭間研至の「Road to 薬剤師3.0」
「日本の地域医療をこれまで以上に機能させるには、薬局・薬剤師が第3世代(=3.0)に進化することが不可欠」という持論を持つ狭間氏。薬局経営者として、時に臨床医として、多忙ながらも充実した日々を送る狭間氏が、日常のちょっとした場面を切り取りながら、次世代の薬局や薬剤師のあり方を発信します。

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