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「水車小屋型薬局」脱却のための3ステップ

2021/03/17
狭間 研至

 先日、つらつらと薬局のあり方を考えていた時に、ふと頭に浮かんだのが「今の薬局は水車小屋のようだな」ということでした。

 上流に処方箋を発行する医療機関があり、その処方箋の流れの中に、水車が漬かるようにして薬局を作ってきたように見えます。私も15年前は、まさにそのイメージで薬局経営を捉えていました。どうすれば、水量の豊富な水源に出会えるか、その近くで水車小屋を急場しのぎでもよいから作って、とにかく水車を回す――という感覚でした。水車小屋の中は、想像以上に大変で、調剤過誤や人材確保対策に奔走しながら、なんとか、やりくりしていたような気がします。

 ただ、この環境を変えたのは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)です。CIPPS(Covid-19 Induced Pharmacy Paradigm Shift)と私は表現しましたが、COVID-19によって、まさにパラダイムシフトが起こっています。

著者プロフィール

狭間研至(ファルメディコ株式会社[大阪市北区]代表取締役、思温病院[大阪市西成区]理事長)
はざま けんじ氏。薬局の息子として育ち、大阪大学医学部を卒業して外科医に。2004年、同大学大学院医学系研究科臓器制御外科(博士課程)修了と同時に、実家の薬局を継承。薬局経営を続けながら、医師としては在宅療養診療所勤務を経て、17年1月より思温病院(大阪市西成区)の理事長に就任。薬剤師生涯教育、薬学教育にも積極的に取り組んでいる。

連載の紹介

狭間研至の「Road to 薬剤師3.0」
「日本の地域医療をこれまで以上に機能させるには、薬局・薬剤師が第3世代(=3.0)に進化することが不可欠」という持論を持つ狭間氏。薬局経営者として、時に臨床医として、多忙ながらも充実した日々を送る狭間氏が、日常のちょっとした場面を切り取りながら、次世代の薬局や薬剤師のあり方を発信します。

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