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「オンライン資格確認」について国の担当者に聞いてみた

2020/08/13

 既に報道されている通り、2021年3月から開始予定の薬局や医療機関での「オンライン資格確認」に向けて、「顔認証付きカードリーダー」の申請が始まっています(関連記事:オンライン資格確認用カードリーダーの申請受付を開始)。ホームページや動画も公開されているので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。

 と、ここまで読んで、「何だ、また何かややこしいことをするのか?」「タダでさえ忙しく、新型コロナで大変なのに…・・・」「大体、国は何を考えているんだ!?」と思われた方も少なくないのかも知れません。

 医療業界だけでなく、行政に関わるものについては「国」という言葉が出てきますが、「国」というものが人格を持っているわけではないですよね。担当者がいるだけなんだ、ということを、以前、国際医療福祉大学の高橋泰先生がおっしゃっていたことがありますが、まさにその通りだと思います。

 今回の「オンライン資格確認」について、ちょっとしたご縁もあり、その担当者の先生方と一緒に日本在宅薬学会でオンライン講演を行う機会がありましたので、そこでの経験や感じたことを皆さんとシェアしたいと思います。

 この講演で「国」の担当者としてご講演いただいたのは、厚生労働省保険局医療介護連携政策課長の山下護さんと、同課保険データ企画室企画係長の太江俊輔さんのお二人です。「また、狭間は独特のルート(?)で講師を連れてきたなぁ」と思われたかも知れませんが、実は今回の企画は、以前から色々なお話をしていた山下さんから、「オンライン資格確認について、ちょっと(狭間)先生の関係で、お話できませんかね?」ということでご連絡をいただいたのがきっかけです。いわば、「国」からお話ししたい、という意思表示をいただいたことになります。

 このお申し出をいただいて、とにかくできるだけ多くの薬局の方に発信されたいということでしたし、今の新型コロナウイルス感染症の感染状況からリアルに会場を押さえてということでは難しいと考えました。

 そこで、(1)日本在宅薬学会のオンラインセミナーとして開催する、(2)薬局にお勤めの薬剤師の方々が視聴できるように、平日の夜8時スタートの2時間枠とする、(3)会員外の方でも事前登録のみで視聴できる無料の公開セミナーにするーーといったことに決めました。

著者プロフィール

狭間研至(ファルメディコ株式会社[大阪市北区]代表取締役、思温病院[大阪市西成区]理事長)
はざま けんじ氏。薬局の息子として育ち、大阪大学医学部を卒業して外科医に。2004年、同大学大学院医学系研究科臓器制御外科(博士課程)修了と同時に、実家の薬局を継承。薬局経営を続けながら、医師としては在宅療養診療所勤務を経て、17年1月より思温病院(大阪市西成区)の理事長に就任。薬剤師生涯教育、薬学教育にも積極的に取り組んでいる。

連載の紹介

狭間研至の「Road to 薬剤師3.0」
「日本の地域医療をこれまで以上に機能させるには、薬局・薬剤師が第3世代(=3.0)に進化することが不可欠」という持論を持つ狭間氏。薬局経営者として、時に臨床医として、多忙ながらも充実した日々を送る狭間氏が、日常のちょっとした場面を切り取りながら、次世代の薬局や薬剤師のあり方を発信します。

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