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【第5回】褥瘡に対する薬剤の適正使用(前編)
褥瘡の外用薬は「塗布」でなく「充填」しよう

2018/08/03
古田 勝経

写真1 浅い創への外用方法 創面から少なくとも3mm程度の厚さで薬剤を外用する。

 今回から、褥瘡の薬物療法の実際について、解説していこう。まずは、褥瘡治療において、外用薬の効果を最大限発揮させるために欠かせない、薬剤の塗り方と創面の固定方法に対する考え方を紹介する。

 皮膚面に薬剤を外用する場合、一般的には、塗布や塗擦する方法が用いられる。塗布は「薄く伸ばして塗り広げること」、塗擦は「軽く擦り込むように塗ること」をそれぞれ意味する。

著者プロフィール

古田勝経(医療法人愛生館小林記念病院[愛知県碧南市]褥瘡ケアセンター センター長)ふるた かつのり氏。1976年名城大学薬学部卒業。国立名古屋病院、旧厚生省生活衛生局食品化学課、国立療養所東名古屋病院、国立長寿医療研究センター薬剤部副薬剤部長、同センター臨床研究推進部高齢者薬物治療研究室長などを経て、2015年から現職。日本褥瘡学会認定褥瘡薬剤師。外用療法研究会理事長、NPO法人褥瘡サミット理事長、慶應義塾大学、名城大学等の非常勤講師などを務める。日本褥瘡学会元理事、教育委員会委員ガイドライングループ(外用薬リーダー)を担当。

連載の紹介

古田勝経の「褥瘡はフルタ・メソッドで治る」
薬剤師の視点から、独自の褥瘡外用療法「FURUTA Methods」を考案し、これまで1000例以上の褥瘡治療に携わってきた古田氏が、治療のポイントや多職種連携の勘所などを解説します。

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