情報を伝えたつもりでも、うまく相手に伝わっていないという経験は誰にでもあると思います。その原因は、情報の送り手だけでなく、情報の受け手にもあります。
情報の送り手側の主な原因は、(1)伝えようとする情報内容がまとまっていない(整理されていない)、(2)説明がダラダラと長過ぎる(要点がわかりにくい、メリハリがない)ことの2点が挙げられます。
一方、情報の受け手側の主な原因としては、(1)送られた情報を正しく理解できない(自分なりに解釈する)、(2)情報を受け取るという意識が欠けている(話を聞いていない)――の2点が挙げられます。業務を円滑に進めるためには、業務に必要な情報を全スタッフに正しく伝達することが重要です。
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著者プロフィール
古川裕之(医療安全システムデザイナー)ふるかわ ひろゆき氏◎雪国(福井県大野市)の生まれ育ちなのに、性格はなぜかラテン系。1975年金沢大学薬学部卒業後、同大医学部附属病院、臨床試験管理センターを経て、2010年より山口大学医学部附属病院薬剤部長。18年に退職し、現在はフリーランスの「医療安全システムデザイナー」として活躍中。趣味は、写真撮影とブラジル音楽のバンド。薬学博士。

連載の紹介
古川裕之の「STOP!メディケーションエラー」
調剤する人は調剤エラーをする。調剤しない人は調剤エラーをしない。仕事をする限り、エラーから逃れることはできませんが、エラー事例から学ぶことで、重大なエラーを避けることはできます。「メディケーションエラー」防止に向けた10年以上の取り組みを通して学んだことを、分かりやすい具体例を示しながら紹介します。
お気に入りの1枚の写真を添えて…。
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