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医療提供者による医薬品がらみの犯罪が増えている!

2012/02/15

台北101(台湾)前のオブジェ(同じようなものが新宿にあるとか) 2011年12月撮影

 毎日、新聞WEB版で医薬品使用時の安全管理に関する記事を探すのを日課としています。全国各地で発生したすべての出来事をキャッチできるわけではありませんが、色んな報道事例に出会います。

 先週(2012年2月9日)、「東北地方の医療センターの看護師が、処方箋を偽造し、向精神薬のアンプル3本をだまし取ったとして、詐欺、有印公文書偽造・同行使の疑いで逮捕された」との記事を見つけました。報道記事によると、被害金額が約220円なので、詐取した薬剤は「ペンタジン注15㎎(73円)」と推定できます。

 実は私は、過去10年にわたり、このような医療提供者が関与する医薬品がらみの犯罪報道も調査しています。入手できた事例を見る限り、図に示したように、最近は増加傾向にあります。

著者プロフィール

古川裕之(医療安全システムデザイナー)ふるかわ ひろゆき氏◎雪国(福井県大野市)の生まれ育ちなのに、性格はなぜかラテン系。1975年金沢大学薬学部卒業後、同大医学部附属病院、臨床試験管理センターを経て、2010年より山口大学医学部附属病院薬剤部長。18年に退職し、現在はフリーランスの「医療安全システムデザイナー」として活躍中。趣味は、写真撮影とブラジル音楽のバンド。薬学博士。

連載の紹介

古川裕之の「STOP!メディケーションエラー」
調剤する人は調剤エラーをする。調剤しない人は調剤エラーをしない。仕事をする限り、エラーから逃れることはできませんが、エラー事例から学ぶことで、重大なエラーを避けることはできます。「メディケーションエラー」防止に向けた10年以上の取り組みを通して学んだことを、分かりやすい具体例を示しながら紹介します。
お気に入りの1枚の写真を添えて…。

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