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もし薬剤師が大腸癌の精密検査を勧められたら

2018/04/27

 薬以外の健康相談で、患者さんからよく聞かれるのが「健康診断で『要精密検査』になったのだけど、大丈夫かな」という質問です。皆さんの薬局ではいかがですか。

 「要精密検査」になったということは、測定した臨床検査値が基準値から外れたものであったり、心電図検査やX線透視検査などで異常所見が見られた、ということですから、患者さんも「もう一度医療機関できちんと検査を受けなければいけない」ということはお分かりの上で質問されている場合が多いと思います。もちろん相談を受けた僕としても、精密検査を受けていただくようお話しするしかないわけです。

 ただ、患者さんは単に「精密検査を受けたくない」という気持ちで、医療職である僕たち薬剤師に相談してくるのではない、と感じます。「その結果がどのくらい深刻なのか」ということを事前に知り、少しでも「安心感」や「覚悟」を得ておきたいという気持ちがあるのではないでしょうか。ですから僕は、そうした相談を受けた場合には、できるだけ前向きな気持ちで患者さんに精密検査を受けていただけるよう、言葉を選んでアドバイスしています(つもりです)。

 かくいう僕も毎年、健康診断を受けています。これまでは、中性脂肪はちょっと高めなものの、ほとんど異常所見はありませんでした。ところが今回、健康診断の結果を開封したところ、目に飛び込んで来たのは「要精密検査」の文字でした…。

著者プロフィール

船見正範(エムシー関東株式会社 ペパーミント薬局[栃木県宇都宮市]管理薬剤師)ふなみ まさのり氏◎1996年星薬科大学薬学部卒業。製薬会社、薬局勤務を経て2013年から現職。日経DIクイズなどを執筆。ブームに乗っかり御朱印集めに日本全国を奔走中。

連載の紹介

船見正範の「キラメキ!ひたむき!管理薬剤師ダイアリー」
慌ただしく調剤や服薬指導に追われる薬局の毎日。そんな忙しい日常の中にも、心キラめくような出来事や、患者さんからの何気ない一言にハッとすることはありませんか。栃木県の薬局で管理薬剤師をしている筆者が、薬剤師業務にひたむきに取り組む中で感じたことを、等身大の姿でつづります。

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