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女性の避妊の選択肢が少ない日本

2020/05/19

 カナダと日本、2つの国の薬局で働き、色々な違いに気づかされますが、驚いたことの1つに、経口避妊薬(低用量ピル)の処方箋が非常に少ないことが挙げられます。

 日本では、避妊目的でのピルの服用は自費診療(保険外診療)です。毎日同じ時間に継続して服用しなければ避妊効果が期待できないので、安価な避妊方法ではありません。そのせいもあるのか、避妊目的での低用量ピルの処方箋は、私の働く日本の薬局ではいまだに見たことがありません。

 カナダでは様々な薬局で勤務してきましたが、受け付ける処方箋に、経口避妊薬が含まれていることが少なくありませんでした。この違いは何なのか考えてみました。

著者プロフィール

マイルバガナム恵美(カナダ・オタワ在住)
まいるばがなむえみ氏。1995年神戸薬科大学卒業、2004年まで薬局勤務。05年にカナダで薬剤師免許を取得後、薬局勤務。12〜15年は日本で薬局に勤務し、15年夏にカナダに戻る。カナダ糖尿病教育者。15年に『カナダで薬剤師になる!』をアマゾンKindleストアで出版。

連載の紹介

マイルバガナム恵美の「日本とカナダの薬局見聞録」
日本の薬局で働いていたときにカナダ人留学生と出会って結婚したマイルバガナム氏。ご主人とともにカナダに渡り、薬剤師免許を取得してカナダの薬局に勤務していましたが、ご主人の仕事の関係で一時帰国し、日本で薬剤師として働いていました。現在はカナダに戻り、両国の薬局の勤務経験を持つ同氏が、カナダでの免許取得の苦労話や、カナダの薬局での体験談や医療事情などをつづります。

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