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新型コロナウイルス感染症治療薬候補の不足
カナダでヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンの処方が急増

2020/04/17

 マスク、手指消毒用エタノールといった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大予防に必要な用品に限らず、現在では買い占めによって特定の食品までも品薄になり、多くの人の手に行き渡らない現象が起こっています。カナダでは、この現象はもはや処方薬にまで及んでいるようです。

 抗マラリア薬のヒドロキシクロロキン(商品名プラケニル)は、カナダでは関節リウマチや全身性エリテマトーデスに対しても使用されています。最近、COVID-19の治療薬候補として、アジスロマイシン水和物(ジスロマック他)とともに処方機会が増えてきました。米国のトランプ大統領が米食品医薬品局(FDA)に働きかけ、人道的使用制度の適応によって同薬をCOVID-19の限定緊急治療薬として承認させた、というニュースがきっかけです。

著者プロフィール

マイルバガナム恵美(カナダ・オタワ在住)
まいるばがなむえみ氏。1995年神戸薬科大学卒業、2004年まで薬局勤務。05年にカナダで薬剤師免許を取得後、薬局勤務。12〜15年は日本で薬局に勤務し、15年夏にカナダに戻る。カナダ糖尿病教育者。15年に『カナダで薬剤師になる!』をアマゾンKindleストアで出版。

連載の紹介

マイルバガナム恵美の「日本とカナダの薬局見聞録」
日本の薬局で働いていたときにカナダ人留学生と出会って結婚したマイルバガナム氏。ご主人とともにカナダに渡り、薬剤師免許を取得してカナダの薬局に勤務していましたが、ご主人の仕事の関係で一時帰国し、日本で薬剤師として働いていました。現在はカナダに戻り、両国の薬局の勤務経験を持つ同氏が、カナダでの免許取得の苦労話や、カナダの薬局での体験談や医療事情などをつづります。

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