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涙が出るほどうれしい処方箋

2017/08/23

 先日、世界薬局・薬学部探訪記のカナダ編「薬剤師1人で1日200枚超の処方箋を応需」を拝読させていただきました。そこに示されている「SHOPPERS DRUG MART」は、まさに今、私が勤めている会社です。もちろん店舗は違いますが、忙しさは記事に書いてある通りです。

 私も何度も書いていますが、こちらカナダの薬局はとても忙しいです。薬剤師と助手2~3人で、息をつく暇もなく薬局内をいつも動き回っています。食事を取る時間は一切ありません。クッキーなど口に入れた途端に電話が鳴り、もごもご言いながら応対するといった感じです。ですから私たち薬剤師は、自然と早食いになってしまいます。

 そんな忙しい薬局を、爆弾のように襲ってくるのがdischarge prescription退院時処方箋)です。例えば、心筋梗塞で入院し手術した患者さんの退院時処方箋を、家族が持ってきて、「何分でできますか? 本人が今、車で待っているので、できるだけ急いで用意してください」と言われることが多々あります。そういう人に限って、こんな処方箋を差し出してくるのです(図1)。

著者プロフィール

マイルバガナム恵美(カナダ・オタワ在住)
まいるばがなむえみ氏。1995年神戸薬科大学卒業、2004年まで薬局勤務。05年にカナダで薬剤師免許を取得後、薬局勤務。12〜15年は日本で薬局に勤務し、15年夏にカナダに戻る。カナダ糖尿病教育者。15年に『カナダで薬剤師になる!』をアマゾンKindleストアで出版。

連載の紹介

マイルバガナム恵美の「日本とカナダの薬局見聞録」
日本の薬局で働いていたときにカナダ人留学生と出会って結婚したマイルバガナム氏。ご主人とともにカナダに渡り、薬剤師免許を取得してカナダの薬局に勤務していましたが、ご主人の仕事の関係で一時帰国し、日本で薬剤師として働いていました。現在はカナダに戻り、両国の薬局の勤務経験を持つ同氏が、カナダでの免許取得の苦労話や、カナダの薬局での体験談や医療事情などをつづります。

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