
薬剤師の皆さん、服薬指導のスキルを磨くのにどんな参考書を使っていますか?
「この薬はどんな薬と相互作用するんだっけ」
「飲んだときにどんな症状が出たら注意するよう言えばいいかな」
日常業務でそんな風に感じることは多いと思います。でも文献や添付文書を詳しく読みこむ時間はないし、かいつまんで重要な部分の要約を知りたい。そんなご要望にお答えするのが『服薬指導のツボ 虎の巻』。4年前に発刊したこの書籍の改訂版が、12月16日に発売となりました!
本書は、『日経DI』誌の連載「くすりの相互作用と仕組み」でおなじみの杉山正康先生が、服薬指導時に必要な情報を、ご自分の経験を基に体系立ててまとめ、疾患ごとに整理した実用書です。
実際の業務で行う手順に沿って、禁忌疾患の確認、薬物相互作用の確認、疾患や薬の作用についての説明、服用時の注意事項といった、服薬指導時の要点を解説しました。薬について全部を知らなくても、忘れてはならないツボを押さえられます。杉山先生が長年の経験から「ここ試験に出ますよ」と教えてくれるようなもので、手放せない“参考書”となるはずです。
初版も好評を得ていましたが、新たに6つの疾患(インフルエンザ、虚血性心疾患、過活動膀胱、便秘、不眠症、認知症)を追加して大幅にパワーアップ。既収載の疾患についても、新薬の情報を盛り込んでアップデートしました。ページ数は前回の268ページから438ページに大増量しています。