DI Onlineのロゴ画像

日経DI 3月号連動企画
【患者指導ツール】「うっかり出血」にご用心

2012/03/07

 こんにちは。日経DI編集部の内山です。そろそろ3月号がお手元に届くころかと存じます。

 3月号の特集は「抗血栓薬まる分かり」。アスピリンなどの抗血小板薬やワルファリンカリウムなどの抗凝固薬について、作用機序から薬別、疾患別の使い分け、注意すべき副作用、そして患者指導のポイントまでがまるっと分かるという欲張った企画です。抗血栓薬の服薬指導を行う薬剤師の皆様に、ぜひお手元に置いてご参照いただければと思っています。

 その特集の取材を進める中で、私たち記者は、大きな勘違いをしていたことに気づかされました。抗血栓薬の副作用といえば出血。だから患者には「出血したらすぐ薬を中止して、医師に相談する」ことを指導するべきだと思い込んでいました。

 もちろん、頭蓋内出血や消化管出血など、止血が容易ではなく、出血量が多くなれば命に関わるような部位の出血では、すぐに医療機関を受診して適切な処置を受けることが必要です。しかし、歯茎からの出血や鼻血、小さなあざ(内出血)などの「マイナーな出血」の場合、「血が出たからといって、抗血栓薬の服用をやめないよう」指導しなければならない。そして、そういう出血のリスクを減らすような生活上の工夫を指導すべきだというのです。

 例えば、鼻血を防ぐために、鼻は強くかまないようにする。歯ブラシをやわらかいものに替えて、やさしく磨くことで歯茎からの出血を防ぐ。ほかにも、目を強くこすらない、鼻を爪でほじらない、ひげは電気かみそりで剃るなど、粘膜や皮膚を傷つけての出血を防ぐ方法はたくさんあります。歩きやすく脱げにくい靴を履く、足元が心配なら杖を持つなど、転倒によるけがや打撲を防ぐことも大切になります。

 今回は、こうした「うっかり出血」を防ぐ生活指導を行うことで、安心して安全に薬を飲み続けられるようサポートするための指導箋をご用意しました。下の「ダウンロード」という文字をクリックして、PDFファイルをダウンロードしてください。そのままA4判にプリントして患者に渡していただいてもよいですし、投薬カウンターでの指導用シートや、薬局内に掲示するポスターとしてお使いいただいてもかまいません。

 この患者指導ツールの使い勝手や患者からの感想、ほかにどのような患者指導ツールがあるといいかなど、ご意見をお寄せいただけますとうれしいです。ぜひ下のコメント欄からご投稿ください。

連載の紹介

こちら日経DI編集部
DI Onlineは、薬局薬剤師向け雑誌『日経ドラッグインフォメーション』、略して『日経DI』の編集部が運営しています。本コラムでは、編集部からのお知らせや最新号のお知らせ、オススメ記事、アンケートのお願いなど、種々雑多な記事を掲載してしていきます。編集部へのご意見・ご要望などは、記事下にある「コメントする」からお願いします。

この記事を読んでいる人におすすめ