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自己研さんに関する読者アンケート
年間1万円以上3万円未満が最多の3割
「1万円未満」が3割強、「3万円以上」も3割強とばらつきあり

2015/09/14

図1 この1年間の自己研さんへの出資額は?(イラスト:やまもと妹子)

 薬剤師に求められる業務内容が多様化する昨今、個々の薬剤師は自己研さんにどれほどのポケットマネーを費やしているのだろうか。弊誌オンライン読者を対象に聞いてみたところ、薬剤師としての技量・知識を高めるための書籍・雑誌の購読費や、学会費、勉強会などの参加費(交通費・宿泊費を除く)は、「年間1万円以上3万円未満」という回答が最も多かった(1079人中360人、33.4%)。

 ただし、「1万円未満」という読者も3割強、「3万円以上」という読者も同様に3割強存在しており、出費額にばらつきがあることが分かった。

 一方、この1年間における学会や勉強会への参加回数は、「10回以上」が最も多く、41.1%だった。「0回」は5.7%と少なく、「1~2回」は13.4%、「3~5回」は21.0%、「6~9回」は17.9%だった。

 基本的に、出費額が多い読者ほど、学会や勉強会への参加回数も多く、出費額が10万円以上という読者では、その8割以上が年間10回以上参加していた。

 学会や勉強会への年間「10回以上」参加しているという読者の割合は、出資額が「5万円以上10万円未満」の場合は4分の3弱、「3万円以上5万円未満」という読者では約半数、「1万円以上3万円未満」という読者では3分の1強、「5000円以上1万円未満」という読者では約4分の1、「5000円未満という読者では約3割だった。出資額が減るほど「10回以上」参加しているとの回答は減る傾向を示した。

 ただし、年間の出資額が「0円」という読者では、その3分の1強が「10回以上」出席していると回答し、勉強会参加など自己研さんのための費用を勤務先が負担する、もしくは勤務先が提供する勉強会が多い読者ではポケットマネーを出す必要がない可能性が示唆された。とはいえ「0円」と回答した読者の4分の1ほどは、年間一度も学会や勉強会に参加していないと回答していた。

 薬剤師の生涯学習は、どのような形式が望ましいかを自由に記述してもらったところ、ウェブサイト上で受講できる研修を希望する声が多かった。ウェブ講習は交通費や宿泊費が掛からないことを利点と挙げる声が多く、学会などの開催地が一部の都市に集中しがちであることが影響しているようだった。ただし、現状のウェブ講習は、受講時間を指定したものが多いため、時間があるときにいつでも受講できるようなウェブ講習を望む声が複数挙がっていた。

自由意見より
「勉強会を地方でも開催してほしい。地方在住のため、土曜午後に都市部で行われる勉強会に参加できない」
出費額:3万円以上5万円未満
参加回数:10回以上(薬局薬剤師、30代)

「ウェブ講習を時間指定なく、好きな時間に見れるとよい」
出費額:3万円以上5万円未満
参加回数:3~5回(薬局薬剤師、40代)

「ギリギリの人数で回している薬局に勤務しているので、仕事を何日も休まないと参加できない研修への参加は難しい。座学は何回かに分けて日曜日に受講でき、実習などは平日2日程度仕事を休めば受けられるようなシステムになればいいと思う」
出費額:1万円以上3 万円未満
参加回数:6~ 9回(薬局薬剤師、40代)

連載の紹介

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