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宝島社×日経DIコラボ企画
薬剤師の毒島さんにお礼を
第1話:笑わない薬剤師の健康診断(6)

2020/11/13

『このミス』大賞シリーズ 『薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理』(宝島社文庫)

 ヤブ医者より下手な医者には、土手医者や筍医者、雀医者などがいるという。
 藪にもなれていないのが土手医者で、藪の下に生えているのが筍医者、藪を目指して飛んでいくのが雀医者というわけだ。

 落語のネタとして爽太はそれを知っていた。父親が落語好きで、子供の頃によくテープをかけていたのを聞いていたからだ。
 しかしモリ医者という言葉は初めて聞いた。モリとは森のことだろう。藪が繁殖を続けた末に森になったというわけか。

 薬の知識はともかく、毒島さんのジョークのセンスは今ひとつのようだった。

連載の紹介

薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理
クールで謎めいた薬剤師・毒島(ぶすじま)花織が薬と事件の真相を解き明かす、宝島社文庫の話題の小説が、日経ドラッグインフォメーションOnlineに登場。作者は、2008年「毒殺魔の教室」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞した塔山郁(とうやまかおる)氏。20年5月に続編となる「甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理」が発売。

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