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自信を持って保険薬剤師と名乗れるように

2021/01/05

 はいっ!どーも!!以前、同僚のくにちゃんによる感冒の勉強会を受講して、「在宅も感冒と一緒だ(謎)」と思った新井です。

 薬の適応症には明るい薬剤師ですが、診断名の根拠まで詳しく知っているかと聞かれると、医師ほどの知識はないのが現状です。

 今の季節に流行する感冒は、「喉の痛み」「咳」「鼻水」が同時期に同程度生じた場合に付く診断名です。

 3つの症状が同時期に同程度表れることによっての感冒。

 これが、「保険薬剤師って何なんだろう」とふと考え、「臨床知識」「薬学的知識」「保険制度の知識」が同程度そろって保険薬剤師と言えるのではないだろうかと思った時と、似ている(?)と思いました!

 当たり前という声も聞こえてきそうですが、実際、かれこれ14年間薬剤師をやってきて、全てがそろっている薬剤師をほぼほぼ見たことがなく、絶滅危惧種なの?と思うくらいに少ない気がします。

 そもそもの話ですが、健康保険法の規定により、保険薬局において健康保険の調剤に従事する薬剤師は、厚生労働大臣の登録を受けた薬剤師、つまり保険薬剤師でなければならないとされています。保険薬剤師であるイコール、健康保険法などで規定されている保険調剤のルールを熟知していることが前提となるわけです。

 しかし、薬剤師は臨床知識、薬学的知識については定期的に開催される勉強会に参加するなどして自己研さんを積んでいるものの、保険制度については知識が不十分な人も少なくありません。これは、新入社員研修や2年に1回の診療・調剤報酬改定、3年に1回の介護報酬改定の時ぐらいしか勉強する機会がないからなのかもしれません。

著者プロフィール

新井翔(つなぐ薬局[千葉県柏市]地域医療連携室室長、新井商事[東京都豊島区]取締役)あらい しょう氏 2007年城西大学薬学部卒業後、薬剤師1年目から在宅業務に携わる。20年5月より現職。日本在宅薬学会評議員も務める。

連載の紹介

新井翔の「I love 在宅」
「在宅」に取り組もうとしたものの、現場の厳しさに心が折れそうになっていませんか?薬学部を卒業してから10年以上、在宅医療に体当たりで取り組んできた薬剤師の新井翔氏が、在宅医療の厳しさや喜びを現場からお伝えします。

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