DI Onlineのロゴ画像

在宅でサンドスタチンを使うときあれこれ

2020/09/01

 はいっ!どーも!!在宅医から「サンドスタチンって薬局でも出せるの?」と質問を受けた新井です。

 もちろん、オクトレオチド酢酸塩(商品名サンドスタチン他)皮下注は、保険薬局で交付できます!

 早速、お手製の「在宅ノート」(笑)から、情報提供していきたいと思います。

 まず、注射薬に触れる機会が少ない方のために、このオクトレオチドがどういう時に処方されるかを改めて確認しておきましょう。

 オクトレオチドには3つの効能・効果がありますが、そのうち、在宅での主な適応は、「進行・再発癌患者の緩和医療における消化管閉塞に伴う消化器症状の改善」です。進行癌の患者さんの腸閉塞による嘔気・嘔吐、腹痛、腹部膨満感などの症状を和らげます。

 添付文書に「皮下注用」と書かれている通り、持続皮下注射という方法で使われるのが一般的です。しかし、在宅現場では他の投与方法が検討されることも少なくありません。なぜかというと、ポンプ使用、頻回の訪問の必要性、点滴ルートの追加といった問題があるからです。

著者プロフィール

新井翔(つなぐ薬局[千葉県柏市]地域医療連携室室長、新井商事[東京都豊島区]取締役)あらい しょう氏 2007年城西大学薬学部卒業後、薬剤師1年目から在宅業務に携わる。20年5月より現職。日本在宅薬学会評議員も務める。

連載の紹介

新井翔の「I love 在宅」
「在宅」に取り組もうとしたものの、現場の厳しさに心が折れそうになっていませんか?薬学部を卒業してから10年以上、在宅医療に体当たりで取り組んできた薬剤師の新井翔氏が、在宅医療の厳しさや喜びを現場からお伝えします。

この記事を読んでいる人におすすめ