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“ラシックス吸入を開始”に戸惑い

2019/05/14

 はいっ!どーも!!知識不足により、また、薬局の立場上できないこともあり、「単なる運び屋と化しているのではないか」と悩むこともある新井です……。

 今回は、気管切開をしているターミナルの患者さん(80代男性)のお話です。70代で大腸癌を患い、その後、骨、リンパ節、肝臓などに転移を認めています。視覚障害もあり、介護度は要介護5です。

 さて、薬局薬剤師として、この方にどう関われるのか。

 患者さんとご家族の希望は、「疼痛コントロールをしながら自宅で生活したい」ということだったので、薬剤管理のほか、疼痛管理に対する薬剤量の妥当性のチェックなどを行うことが主な役割になるのかなと考えながら、訪問を開始しました。

 疼痛コントロールも問題なく1カ月がたった頃。気道内に血性分泌物(一部血餅)や腫瘍性分泌物の貯留が認められ(以下の症例参照)、「呼吸が苦しい」と訴えるようになりました。

著者プロフィール

新井翔(新井商事[東京都豊島区]取締役社長・exceed[大阪府八尾市]執行役員)あらい しょう氏 2007年城西大学薬学部卒業後、みよの台薬局(東京都北区)に入社し薬剤師1年目から在宅業務に携わる。田辺薬局(東京都中央区)、雄飛堂(東京都北区)勤務を経て、19年4月より現職。日本在宅薬学会評議員も務める。

連載の紹介

新井翔の「I love 在宅」
「在宅」に取り組もうとしたものの、現場の厳しさに心が折れそうになっていませんか?薬学部を卒業してから10年以上、在宅医療に体当たりで取り組んできた薬剤師の新井翔氏が、在宅医療の厳しさや喜びを現場からお伝えします。

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